今日はお墓じまいの工事でした。
八幡東区の墓地での作業です。市街地から少し山手に行ったところが今日の現場です。
お墓じまいが増えていますが、やはり山手など、お参りが大変な場所ほど多い気がします。
お墓では、すでに遺骨は取り出されており、すぐに解体作業に着手です。
遺骨を取り出すには、改葬許可書が必要になり、言うなれば遺骨の住民票みたいなものです。
平日に役所に手続きや墓地の管理者に印鑑をもらったりなど、意外とやらなければならないことが多いです。
そして本題の工事内容になります。

お墓を解体した後、全て写真のように直径30㎝以下およそ20㎏程の重さに割ります。手間で体力を使う作業ですが、決められたルールなので、そこはしっかりと行います。墓石は引き取ってくれる産業廃棄物業者さまが少ない為、捨てるのにも苦労です。

今日伺った現場は通路が狭く、重機が使えないため全て手作業で運び出します。
お墓じまいに思ったより費用や時間がかかるのはこの為です。どんな墓地も大きな重機が使えることはなく、先程の石を割ることを含め人の力が多く必要です。人海戦術のようなパターンも多々あります。
メディアやネットなどではいとも簡単に墓石がなくなるように表現されていますが、実際は違うのです。現場の職人さんが体を駆使してとても頑張ってくれています。

今日は土曜日で社員さんはお休みでしたので、ワンオペで積込です。
トラックの積載量の範囲でおさまりそうなので、全て積込みました。
これらを週明けに産業廃棄物の処理業者さんに持ち込んで、墓じまい完了となります。